要点3行

  • 米アップルは28日(米国時間。日本時間29日未明)、ノートパソコン「MacBook Pro」の新しいモデルを発表しました。
  • Macシリーズとして初めて、画面に直接触れて操作できるようになりました。画面は有機ELです。
  • 日本での価格は49万9800円から。29日に予約受け付けを始め、11月6日に発売します。

何が起きたか

新しいモデルでは、画面に指で触れてスクロールしたり、2本指で画像を拡大したりできます。スマートフォンやタブレットと同じような操作です。画面の大きさは14インチと16インチの2種類で、半導体(チップ)は自社設計の「M5 Pro」と「M5 Max」を載せています。

ITmediaによると、日本の価格はM5 Pro搭載の14インチが49万9800円から、16インチが59万9800円からです。組み合わせ次第で、いちばん高いものは257万6800円になります。米国では2899ドルからです。重さは、14インチが従来より220グラム軽い1.38キロ、16インチが320グラム軽い1.82キロです。

なお、アップルは前日の27日に、新しい世代のチップ「M6」を載せた14インチのMacBook Pro(タッチ画面ではない別のモデル)と新しいiMacを、26日には新しいiPad miniを発表していました。

背景(なぜ今これが起きたのか)

ロイターによると、年末の商戦に向けて製品の品ぞろえを広げる狙いがあります。調査会社IDCの調べでは、2025年に出荷されたタッチ画面のノートパソコンは3340万台(前の年より22%増)で、全体の16%でした。タッチ画面のパソコン自体は他社に前からあり、Macもその流れに加わった形です。

ロイターは、高精細な画面を使うデザイナーや写真家などの需要が見込まれる一方、法人向けが中心の市場では他社が安い製品を出しており、どこまで客をつかめるか疑問視する声もあると伝えています。

あなたへの影響

今すぐ買い替えを考える人は多くないとみられます いちばん安い構成でも約50万円です。仮に4年使うとすると、1か月あたり約1万400円になる計算です。仕事で写真や動画、デザインを扱う人には候補になりますが、メールや資料づくりが中心なら、タッチ画面ではない従来のモデルなど、ほかの選択肢と比べて考えるのが現実的です。

会社で配られるパソコンが変わるのは、まだ先の可能性 ロイターが伝えるように、法人向けの市場では安い製品との競争があります。職場のパソコンがすぐに「画面を触るMac」に変わる可能性は高くないとみられます。

「画面を触る」操作が当たり前に近づく スマホに慣れた世代には自然な操作です。パソコンでもタッチ画面が広がれば、資料を見せながら指で拡大する、といった使い方が身近になる可能性があります。

今後の注目点

  • 11月6日の発売後、高い価格でどこまで売れるか
  • 年末商戦で、他社のタッチ画面パソコンとの競争がどうなるか