※ソフトバンクの国・自治体の災害・避難情報の配信は、25日時点で「26日に復旧する予定」とされている段階です。実際に復旧したかは、この記事では確認できていません。

要点3行

  • プログラミング言語「PHP」の脆弱性(安全上の欠陥)への対応のため、携帯電話会社が緊急速報メールの配信を一部止めていました。
  • NTTドコモは25日夜に配信を再開し、すべて受け取れる状態に戻りました。
  • ソフトバンクは25日朝に緊急地震速報と津波警報を再開しましたが、国や自治体の災害・避難情報は止まったままで、26日に復旧する予定です。

何が起きたか

ソフトバンク ソフトバンクは23日午前6時47分にメンテナンスを始め、そこから緊急速報メールの配信を止めていました。ワイモバイルとLINEMOも対象です。25日午前9時25分に、気象庁の緊急地震速報と津波警報の配信を再開しました。一方、国や自治体が出す災害・避難情報の配信は止まったままで、26日に復旧する予定です(25日時点)。ソフトバンクは、復旧までの代わりの手段として「Yahoo!防災速報」などのアプリを案内しています。

NTTドコモ ドコモは23日午後7時30分ごろから緊急メンテナンスを行い、エリアメールのうち、Jアラート、洪水予報、災害・避難情報などの配信を止めていました。緊急地震速報と津波警報は配信を続けていました。25日午後8時1分に配信を再開し、すべて受け取れる状態に戻っています。当初は26日の未明から朝になる見込みでしたが、作業が終わって前倒しになりました。対象の脆弱性は「PHP2Shell」と呼ばれる2件で、PHPの開発元は21日に修正版を公開していました。

背景(なぜ今これが起きたのか)

PHPは、ウェブサイトやネットのサービスを作るときに広く使われているプログラミング言語です。その中に安全上の欠陥が見つかったため、これを使う仕組みを止めて点検する動きが各所で起きています。今回は、その影響が携帯の緊急速報メールという、生活に身近な仕組みにまで及びました。

なお、携帯電話会社が不正アクセスを受けたという情報は、今回の出典にはありません(ケータイWatchはドコモの停止を「予防的な対応」と伝えています)。

あなたへの影響

ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMOを使っている人 地震と津波の速報は25日朝から届くようになっています。ただ、大雨のときの避難の呼びかけなど、国や自治体の情報は、26日の復旧予定まで携帯に届かない状態です。台風30号から変わった低気圧の影響で、西日本は26日まで、東日本は27日まで大雨への警戒が続いており、時期が重なります。ソフトバンクが案内している防災アプリを入れる、テレビ・ラジオや自治体の発表でも確かめる、といった方法で補うことができます。

家族の携帯も確認を 離れて暮らす家族がソフトバンク・ワイモバイル・LINEMOを使っているなら、ひと声かけておくと安心です。

au・楽天モバイルを使っている人 今回の出典には、KDDI(au)と楽天モバイルの状況が書かれていません。気になる場合は、各社の公式のお知らせで確かめてください。

今後の注目点

  • ソフトバンクの国・自治体の災害・避難情報が、予定どおり26日に復旧するか
  • 同じPHPの欠陥への対応で、ほかの身近なサービスにも止まるものが出てくるか