【続報】ブラジル大統領選、現職ルラ氏が接戦を制し再選 ボルソナロ氏は結果を認めず無効を求める
要点3行
- 南米ブラジルで25日(現地時間)に大統領選の決選投票があり、左派で現職のルラ大統領(80)が再選を決めました。結果が出たのは日本時間26日です。
- 得票率はルラ氏51.79%、親米右派のフラビオ・ボルソナロ上院議員(45)が48.21%の接戦でした。
- ボルソナロ氏は敗北を認めず、投票時間が延長されたことが選挙の公平性を傷つけたとして、選挙の無効を求める考えを示しています。
何が起きたか
得票率は高等選挙裁判所の発表によるものです。ボルソナロ氏はジャイル・ボルソナロ前大統領の長男です。4日の第1回投票ではボルソナロ氏が1位で、決選投票前の主な世論調査でもボルソナロ氏がわずかにリードしていました。
決選投票の日には、投票時間が2時間延長されました。延長の経緯は報道によって書き方が違います。時事通信はルラ氏側が交通の混雑を理由に申し立てたと伝え、AP通信の記事(CBS News掲載)は、両候補の要請を受けて最高裁判事が判断したと伝えています。産経新聞(ロイター通信の情報)は、悪天候などで延長されたとしています。
それぞれの主張 ルラ氏は勝利演説で国民の和解を呼びかけ、「ブラジルが誰かの裏庭になることを受け入れない」という趣旨の発言をしました。一方のボルソナロ氏は、投票時間の延長が不公平だったとして、選挙の無効を求める考えを示しています。どちらの主張が通るかは、現時点では分かりません。
ルラ氏は来年1月5日に通算4期目の大統領に就任する予定で、任期は4年です。
背景(なぜ今これが起きたのか)
ルラ氏は2003〜10年に2期務め、2023年から3期目を務めています。産経新聞によると、ルラ氏は中国やロシアなどが加わるBRICSの枠組みを重視しており、トランプ米大統領とは関税などをめぐって対立しています。今回の選挙は、こうした路線を続けるか、親米右派の候補に託すかの選択だったとみられ、結果は僅差でした。
日本政府も反応しています。木原稔官房長官は26日の記者会見で「再選を心よりお祝いする」と述べ、日本とブラジルは「世界最大の日系社会を介した特別な絆で結ばれている」と指摘しました。
あなたへの影響
今回の結果が、日本で暮らす私たちの家計や仕事にすぐ影響するかは、出典からははっきりしません。
ただ、ブラジルは日本と「世界最大の日系社会」でつながる国です。職場や地域に日系ブラジル人の同僚や知人がいる人にとっては、母国の大きなニュースとして話題になる場面があるかもしれません。また、ルラ氏とトランプ米大統領の関税などをめぐる対立がこの先どうなるかは、国際ニュースを読むときの手がかりになります。
今後の注目点
- ボルソナロ氏側が実際に選挙の無効を求める手続きをとるか、それにどう判断が下されるか
- 来年1月5日の就任に向けて、ルラ氏が呼びかけた「和解」が進むか
- 4期目のルラ政権と、トランプ政権との関係
出典
- 時事通信(2026-10-26 11:55、16:42更新) https://www.jiji.com/jc/article?k=2026102600252&g=int
- 産経新聞(Yahoo!ニュース掲載、2026-10-26 13:27) https://news.yahoo.co.jp/articles/6bf24c0f2bb7f1895fff8f1f050658184fdfc567
- CBS News(AP、2026-10-26 01:36 EDT更新) https://www.cbsnews.com/news/brazil-presidential-runoff-lula-flavio-bolsonaro/
- 時事通信(2026-10-26 16:47、18:29更新) https://www.jiji.com/jc/article?k=2026102600814&g=pol
